家屋の解体工事をする際に、気をつけてもらいたいポイントがあります。
以下のチェック項目を参考にして、解体工事をより良いものにしましょう。
家屋解体業者選びのチェックポイント
業者について
きちんと産業廃棄物処理ができる業者か、工事中に万が一事故が発生したときの対応がしっかりできる業者かを確認しましょう。
- 法令を遵守して産業廃棄物処理を行っていますか?
- 工事保険に加入していますか?
契約内容について
業者から見積りが提示されたら、こちらの希望に添った内容になっているか確認しましょう。希望した工事内容とは違う見積り書にOKを出してしまうと、後で追加工事が発生することになりますので、しっかり確認することが必要です。
また、複数業者から見積りをとる際は、解体や養生の範囲などの条件をそろえて見積りを依頼し、同じ条件のもとで工事費用の比較を行いましょう。
- 取壊範囲(解体建物・ブロック塀・庭木・浄化槽など)は依頼内容どおりですか?
- 取壊し期間(着工日・完工日)は依頼内容どおりですか?
- 解体業者と同行する近隣挨拶の日程は決まっていますか?
- 工事費の支払期限は妥当ですか?
- 工事費用は同じ条件の工事内容で比較し、かつ予算内ですか?
解体工事着工前のチェックポイント
ライフラインの使用停止や近隣挨拶、建築業者との打ち合わせは、解体工事着工前に行います。やっておかないと工期の遅れやトラブルの原因になってしまいますので、きちんと済ませておきましょう。
- 電力使用停止日は解体工事着工日前になっていますか?
- ケーブルTVの撤去手続日は解体工事着工日前になっていますか?
- 浄化槽・便槽の汲み取り手続は、解体工事着工日前になっていますか?
- 家具や電化製品等は、解体工事着工日前に撤去しましたか?
- 解体工事着工日前に、解体業者と同行して近隣挨拶をしましたか?
- 新築工事を行うハウスメーカーまたは工務店の担当者に、解体工事の詳細(範囲・期間・施工業者の連絡先)を伝えましたか?(解体業者と建築業者同席での現場立会いができることが望ましいです)
- 家屋の滅失登記について解体業者と建築業者と打ち合わせを行い、どちらが登記するかを双方に伝えましたか?
解体工事終了後のチェックポイント
一番大切なのは、工事が契約どおりに行われたかどうかです。その他、届出等の必要事項も忘れがちですので、最後までしっかり確認しましょう。
- 工事は契約内容どおりに行われていましたか?
- 近隣住宅等に破損がないかを確認しましたか?
- 解体工事のみの場合、工事完了の近隣挨拶をしましたか?
- 解体費用の支払は完了しましたか?
- 建物の滅失登記は完了しましたか?
- 解体業者からマニフェストを受け取りましたか?